少し前に東京方面へ出張に行ってきました。

すると、依然、飲食店ではアクリル板の仕切りがあったり、密を避けるような座席配置であったりと、警戒はしている様子。

しかし、ホントに警戒していた時期に比べますと、結構、自由な感じがしましたね。電車も混み混みでしたし、帰りの飛行機はほぼ満席でしたし。

多分、今の株は罹っても滅多に重症化しないということが理由でもあるのでしょう。

ちなみに私の家族は私以外、全員(5人)がコロナに罹りました。でも軽症で、普通の風邪かそれ以下の症状で済んでいます。後遺症もありません。

ウイズ・コロナではありますが、少し明るい希望が見え始めました。

コロナ禍で傷んだ生活を本格的に立て直す時期に来ているのではないのかなぁ、と勝手な希望的観測をもって帰ってきた次第です。

ただ、長期に渡るコロナ自粛で、メンタル系がやられている人が多くなっていますねぇ。メンタル系の方ばかり施術していると、こっちのメンタルまでやられてしまいますから、結構、難儀です。

芸能界でもショックな事件(?)が立て続けに起こりましたし、コロナの影響は大きいと思います。

皆さんのお住まいの地域では如何ですか?

さて、今回はメンタル系の話ではなく、コロナ禍におけるもう一つの悩み・・・それは自粛しているうちに運動不足に陥って、太り気味になってしまったと。その件に関し、施術においてはどう考えるかということをお話してみたいと思います。

ダイエットに関しては語り尽くされている感がします。私よりも詳しい人がいるのではないでしょうか。

それでも意外に知られていない事実をお話しましょう。

まず、脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種があります。

白色脂肪細胞には脂肪を溜め込むという特徴があります。逆に褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させる作用を持ちます。

ここらへんまでは聞いたことがあるのではないでしょうか?

さて、ダイエットの強い味方になってくれるはずの褐色脂肪細胞は一体どこにあるのか?

実は首・肩・肩甲骨周りにすごく多いんですね。

ここまで書くと何が言いたいのか、分かってくれるのではないでしょうか。

そう!

首コリ、肩こりはダイエットの敵なのです。

それらの筋肉が凝ることによって、血流が悪くなります。そうすると周辺にある褐色脂肪細胞が活性化せず、脂肪を燃やす力が弱まるわけです。

意外なことに、やや太り気味の方に肩こり者が多いということを日頃感じていますが、ちゃんとした理由があるのです。

そこで首肩(肩甲骨まで含め)を緩めてあげると、スッキリするのと同時に、褐色脂肪細胞が活性化しまして、まずは首肩周りの脂肪から取れ、ほっそりしていきます。もちろん、これに運動(ウォーキング等)などをすれば相乗効果があり、効果が早くなるのは当然のことです。

常に首肩こりがない状態にしますと、波及効果が全身に及んで、身体全体が締まってくると・・・

足心道療術師向けに首肩専科という整体コースを作りましたが、首肩を直接できる方は効能を説明してやってあげると喜ばれると思います。

(でも、あんまり整体ことをいうと、整体の宣伝をしている!怒られてしまいますからこの辺にしておきます)

足の反射区療法でいうならば、「首・肩・肩甲骨」の反射区は当然のことですね。

また首に行くリンパ流の改善に有効なのは「尾骨」の反射区だったりしますので、ここも重点に入れていいのではないでしょうか。

あと血流そのものに影響するのは「小腸」の反射区です。また更年期の女性には「子宮・卵巣」の反射区が血流に大きな影響を与えます。

こんな風に書き始めると、ダイエットに留まらない理論展開になってきますから、ここらへんまでくらいを重点として、足全体をよく揉んであげると・・・これで充分でしょう。

ご健闘を願う次第です。

※褐色脂肪細胞のダイエット効果について、医学的根拠に乏しいという専門家も居ます。しかし、そんなことをいったら、反射区の存在も経絡もツボも医学的根拠に乏しいことになります。今、書いた拙論は私自身の経験則にも基づいているということをお断りしておきますね。仮に医学的証明ができなくとも、血流がよくなることは否定しようがありません。血流がよくなるということは運動効果と同じですから、ダイエットに何らかの影響を与えるのは当然のことでしょう。ですから揚げ足を取らないでください。最近、揚げ足を取る人が多くてね。