今、この原稿を書いているのは、まさに熱中症真っ盛りの時期です。
毎日にように熱中症の犠牲者報道がなされています。
時期的にはタイムリーなのですが、これが掲載される時期と一致するかどうかは分かりません。
多分、9月になっても相当に暑いだろうと思いますので、季節外れの記事にはならないと思います。またHPの記事ですので、いつ読んでもいいようになっていますから、真っ盛りの時期は来年もやってきますし、書いておいても無駄ではないだろうと思いまして、この題名に致しました。
さて、熱中症そのものについては、毎年これだけ犠牲者が出るわけですから、ネット検索しますと色んな記事が出て参ります。
また医学的な定義についてはこれもネットのウィキペディアかなんかにお任せしましょう。
ここで書く意義というのは、意外に盲点になる場合があると・・・そしてそれは足揉みが貢献出来る分野でもある、という判断で取り上げることにした次第です。
それは、普段から身体が冷えている人、特に足が冷えている人が要注意だということなんですね。
夏でも分厚いソックスを履かねば、冷えてしょうがないという人もいますよね。そこまで冷えの自覚はないにしても、冷え性であるということは分かっている人が多いでしょう。
こういう人です。実は非常に熱中症のリスクが高いというお話です。
身体(特に下半身)が冷え切っていますと、体温の調整が上手くいかないんですね。
そうすると、上半身の体温だけが上昇します。
上半身には重要な臓器がありますし、大事な脳もあるわけです。
上半身の体温の上昇にともなって、重要な臓器に血流障害が起きて、例えば腎臓を壊して後遺症を抱えたり、肝臓も無事では済まないのですが、再生力がありますから、まだマシかもしれません。
さて、問題は脳です。ここに血流障害が起きますと脳梗塞様の症状が現出します。当然、脳というのは再生力が弱いところですので、深刻な後遺症を抱える場合があるんですね。
こうした冷え性(主に下半身)体質の人は、無自覚に熱中症が進んでいき、かつ後遺症が残る可能性が高いのです。
熱中症対策として、よく言われるのは「こまめに水を飲むこと」ですよね。
ま、大事なことなのですが、それだけでは、冷え性の人には充分ではありません。
こまめに水を飲む+こまめに足を揉むということで、対策が完成するわけ。
皆さんの出番ではないですか。
冷え性のクライアントさんには、その旨をお話して、『足揉みは熱中症対策になるんですよ』と。自信をもってお話してほしいと思います。
冷え性の人って多いですからね。統計は取られていないので、ハッキリ申し上げられませんが、熱中症によって死亡、もしくは重篤な危機に陥った人の中の冷え性割合というのは、思っているよりも高いと予想しております。
というわけで、身体が冷えているのだから熱中症になりづらいと思われがちなのですが、とんでもない勘違いですよ、と。そのことを理解して頂ければと思います。
おまけ
暑くて汗をかく人は特に水分補給は重要だということですね。
散歩を日課にしている人はそういう傾向があるでしょう。
最近はけっこう、警告されているのでご存知の方もいるのですが、水分ばかりを補給して塩分を摂らないと「低ナトリウム血症」という深刻な病気に罹ってしまいます。これも後遺症が大変なので、気をつけねばなりません。
塩分は身体に悪いもの!特に高血圧の人には塩分控えめが薦められています。
でもこれは程度問題ですからね。塩分なしに命を維持できませんので、考慮に入れてほしいと思います。
オススメは永谷園のお茶漬けシリーズです(永谷園からギャラが出ているわけではありません-笑)あるいは昆布茶なんかもいいでしょう。
この暑いのに、そんなもの食えるか!という向きもあるでしょうが、今は冷やし茶漬けなんていうのもありますから、2~3日にいっぺんくらいは食べるととかね。ま、私の好みを押し付けるわけにはいきませんので、その他、美味しく塩分の摂れる料理があれば、意識して摂るようにしてください。
汗をかく量が多い人は絶対、この原則は守ったほうがいいですよ。
私の専門外ですが、ミネラルが豊富に入っている塩はスーパーで売っていますよね。そういうお塩を使うと、塩分とり過ぎの弊害が軽減されますので、少し濃いめで料理してもいいのではないでしょうか。
(汗かく人ですよ、汗もかかないのに、塩分濃いめにする必要はありません)